2009/02/23

ウイルス駆除ソフト 

以前このBlog でも USB からコンピュータにウイルスに感染する事例を紹介しました。
特にメディアサーバー の類は常駐のアンチウイルスのソフトウエアがインストールできなくて困っていました。


やはり悩みは世界共通らしく、Green Hippo のウェブサイトではフリーのPC用ウイルス駆除ソフトウエアを紹介、配布しています。(Third party)

ダウンロード後はZip ファイルを解凍し、デスクトップにコピー。後はbat ファイルを実行するだけの手軽さです。コンピュータに常駐せず、必要な時にチェックできるのが便利です。ユーザーの方は是非一度試してください。
ウイルスは日々新種が発生し進化していますので 引き続き皆様ご注意を!

2009/02/17

ENTTEC Open DMX Ethernet

ENTTEC社のOpen DMX Ethernet (ODE) をご紹介します。

ODE は同社のUSB接続でDMXを出力できる Open DMX USB から発展した製品で、イーサネット を経由してDMXを出力します。DMXポートは OUT, IN を各1装備、外観は手のひらに収まるコンパクトなサイズです。DC7V で動作する本機のほかに POE (Power Over Ethernet) 対応の ODE with POE の2機種をラインアップしています。


各種設定はフリーウェアの
NMU(NodeManagement Utility) を使用して、デバイスの名称、IP Address の設定、プロトコルの設定を行います。プロトコルはArt Net、ESP に対応。ArtNet 設定は Subnet、Universを、 ESP設定は Universe を設定できます。DMXポートの設定はIn か Out を選択します。
この手の製品で比較的面倒な本体の Firmware アップデートもここからできるので非常に便利です。
NMU はMAC OSX10.4 にも対応していますので mac ユーザーにもご使用いただけます。



社内でGMA(Ful Size)を使いテストしてみた所 DMXポートの設定をしてあげるだけで簡単にDMX ノードとして使えました。
ソフトウエアでは、Chamsys MagicQ Software がお勧めです。MagicQ Software は 太っ腹にも フリーウェアなので、ODEと併せて使えば高機能な照明用ソフトを低価格でご利用できます。 また、安い民生機を使って こんなシステム(pdf) も可能です。

2009/02/06

HIPPOTIZER V3 現場レポート

先日、Hippotizer V3を複数台使用した現場に、企画打ち合わせから撤去まで立会いました。とても興味深かったのでレポートします。

今回の制御方法は 舞台中央のLED ビジョンと ヴァーサチューブに各オペレータが付き、各々が担当するHippotizer の1から8のレイヤーにエフェクトや色調整をしたクリップをスタンバイさせます。
Hippotizer を直接操作するGMA卓のDMX IN にライティングデザイナーが操作するダイヤモンドⅢを接続し 照明と映像をオペレートするという方法で進行しました。
右がSYSTEMの概要です。



 











ライティングデザイナーはHippotizer の画面を見ながら、曲に合ったクリップをチョイスし、色を調整し、時には Hippotizer の担当オペレーターに ク リップのスピード調整やエフェクトの掛かり具合の調整を指示しながら、シーンを作っていきました。上の絵はライティングデザイナーの卓の横に置いた Hippotizerの画面です。実際出力されるマスターWindow とレイヤーのWindow のみというシンプルな構成です。

今回の制御システムでは、役割分担を明確にしたことで 短時間で効率よいプログラムを実現することができたと思います。今後 様々な展開が予想される中で、一つのアプローチとして紹介しました。
当日の模様は 公式サイトで。